一般的な茶褐色個体も

準備した飼育設備に余裕が有ったので、平行して一般的な茶褐色個体の

繁殖にも挑戦しました。

 

孵化後一週間

 2令になり、初めて母親の腹から離れて・・・。

 1令の殻が散らばっていて、これを食べているようです。

 

右上の個体を拡大してみました。

 

 この個体はまだ何も食べていないので空っぽの胃の中に、胃石が2個透けて見えます。もちろん、腸管も空っぽです。

 

孵化後11日目

 「ここが一番いい」母親の腹部に群がっています。

 自分で餌を摂るようになり、だいぶ腸管の黒いスジが目立つようになってきました。

脱皮中の個体を襲っています。
脱皮中の個体を襲っています。

 

3令

 独立すると、きびしい生存競争が始まります。先に脱皮した個体が他の脱皮中の個体を襲っています。

 

 1ヶ月を過ぎるころになると母親も「母性」を失うようで、一緒にいた稚ザリの数はどんどん減っていきます。

 

 最初に準備した飼育設備等に余裕があったことから、青×青の繁殖と平行して一般の茶褐色個体の繁殖・観察も行いました。2013年は上記を含め21腹、稚ザリ726匹、と多くの孵化・稚ザリを観察し、引き続き飼育する一部のものを除き全て元の水域に放流しました。