背中が♀です。このままの姿勢で数時間、半日以上続くことも珍しくありません。その間、♀はじ~っと動かないのですが、こうなる前、♂♀が出会った瞬間はどうでしょうか。過去ブログ「2016.10.30愛があれば・・の差なんて」にもあるように♀がベテランで機が熟していればスンナリ始まります。若い経験の少ない個体であれば喧嘩のようなつかみ合いから始まります。
痛ったそう、写真はそのまんま触角を挟まれた状態で続行中、♂♀とも2014年生れです。♂は茶色ですが、遺伝の仕組みを確認するために「青×茶」で作出した「青」の因子を持っている茶色個体です。このペアの子が青:茶=1:1ならメンデル通りということです。
もう1点、青♀の左側から抱いている茶色の歩脚が5本??? これについては次回。
(写真はクリックすると拡大します)
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玉 (火曜日, 14 11月 2017 17:05)
はじめまして!いつも楽しみにブログ読ませていただいてます。当方苫小牧なんですが、事情通の方から苫小牧のニチザリは絶滅しただろうということを聞き、繁殖を目指し始めたところであります。一つ質問なんですが、自宅にて繁殖を目指す場合濾過システムは何が良いのでしょうか?
現在外部フィルターとクーラー接続にて胆振東部産メスのみ3匹飼育しております。
北の瑠璃 (水曜日, 15 11月 2017 22:10)
玉様はじめまして。コメントありがとうございます。
そうですか、苫小牧地区はもういないのですか。残念ですネ。
濾過システムについてのご質問ですが、私自身は市販の濾過器の類は全く使っていないので、何が良いのかよく分かりません。
濾過器を使わない理由はHPの「4.ヴァージンウォーター」と「5.飼育環境」で少し詳しく述べていますが、そのぶん換水を重視しています。
玉 (水曜日, 15 11月 2017 23:42)
丁寧なお返事ありがとうございます。やはり換水ですか!できるだけ楽をしたいと思い、素人考えで背面濾過に床材に吸着系ソイルをたんまり入れようかだとか、自作でオーバーフロー作ろうかと思案していたところでした。やはり地道な努力あるのみですね。
話変わって個体採集なんですが、2ヶ月かけてようやく胆振東部のとある川にて個体を採集できたんですが、メスのみ3匹でオスがまったく捕まえられません。我流で採集しておりやり方がまずいのか…。一応流木や石の裏は丹念に裏返し、ボサ周りは網でガサガサしているのですが。何か採集方法でアドバイスいただけないでしょうか?
何分周りに同士がおらず一人悩んでおりまして、素人質問で大変恐縮です。
北の瑠璃 (木曜日, 16 11月 2017 22:10)
玉様こんばんは。
「できるだけ楽をしたい」大切だと思います。ご自身の家庭環境、飼育数などに合わせて色々自作のシステムを考えて・・。繁殖を考えると期間も5年10年で数える期間になりますし、無理なく続けられるやり方でないと・・。
採集については、私も場数を踏んでいるわけではありませんが、網を使えるような水量の所よりも、その川の小さな支流の源流部、水がしみ出しているような小さな沢には近づけませんか?そんな所が一般的な生息地かと思います。この季節になれば交接を済ませた♀も多いかと思われます。先ずは「もち腹」での産卵・孵化というコースも良いのでは。
玉 (土曜日, 18 11月 2017 07:13)
またまた丁寧なお返事ありがたいです。自分の飼育環境に合わせて頭をひねってるのが楽しかったりします笑
かなりの本数の川の源流部行きましたけど、巣穴らしきものも見つけられず、中々出会うことが出来ず心折れそうになりました。
何度ネット販売の誘惑に負けそうになったか笑
ワイルド個体は地道に探すしかありませんね!
玉 (土曜日, 18 11月 2017 07:26)
北の瑠璃様に一つ見解をお伺いしたいのですが、当方は飼育・繁殖し最終的には以前ザリガニか生息していた場所(現在絶滅している可能性が非常に高い)に放流することを目標にしております。
ただ、ニホンザリガニは日高山脈から東西で遺伝子が決定的に違っており、また、個体群ごとの遺伝子も違いがあると見ました。
その情報を元に出来るだけ苫小牧近郊のザリガニを手に入れ、繁殖出来ればと考えております。
ただ、このまま現在飼育しているメスと同じ川のオスが手に入らなければ購入することも検討しています。
その場合、繁殖成功したならば生まれた個体は個体群特有の遺伝子を持たないハイブリッド個体が誕生することになります。
そのような個体を以前ザリガニがいた場所とはいえ、放流しても良いものなのか疑問も感じております。
北の瑠璃様のご意見をぜひお聞かせ願えればと思います。
北の瑠璃 (土曜日, 18 11月 2017 19:49)
玉様こんばんは。
お説の通りだと思います。せっかく立派な考えで何年もかかる事業に着手するのですから「たね親」の選定で手を抜くべきではないと考えます。またハイブリッドの作出は玉様の
お考えの基本に反することだと思います。
たね親は復活を目指す絶滅水系の隣の川から、それが不可能な場合はさらに隣の川から導入すべきだと考えます。苫小牧西側の支笏湖水系は絶滅と聞きますが、北側の千歳水族館では展示されますし、南側の;室蘭水族館でも展示します。
飼育中の♀が50mmクラスの繁殖齢に達していて、採集が10月以降であれば「もち腹」の可能性があります。見た目に精包が目立たなくても交接スミのケースも。HP[6.消える精包]参照。また交接ナシでも健康であれば=良い飼育環境であれば3月には無精卵を産卵します。4~7月はワイルドの抱卵個体を探せます。稚ザリを育成する経験も必要になります。目標達成のためには、やらなければならないことはたくさんあります。「ネットの誘惑」はチラ見だけで・・。(笑)
玉 (火曜日, 21 11月 2017 04:35)
貴重なご意見ありがとうございました!
おかげで当初の理念に立ち返ることができました笑
かなり仲の良い友人から、今と様相が変わっていない川でかつてザリガニ釣りをやっていたという情報を聞きまして、また地道に地元でワイルド個体を探すことにします。 今度はペットボトル罠も駆使しようと思います笑
たい (火曜日, 06 2月 2018 17:08)
こんにちはです
苫小牧でのニチザリ採取耳にしたことありますよ
近辺で自分の目で去年確認しました
♀を見つけた川に必ず♂がいると思うので そこを探すのが一番近道なのかなと思います
秋だと自分達で相手を選んだ最高の相性な♂と♀が一緒にいる確率が高いと思いますよ
20年くらい前に自分も簡単に考えて自宅に持ち帰って増やして放流と考えてクーラーや外部濾過でやってみましたが 死なせない飼育になっいてた様な気がしました
自然界が一番だと気がつきました(汗)
なので自分にとって北の瑠璃さんは特別な存在です