母ザリは腹に抱えていた子たちを夏の盛りに独立させ、秋の気配を感じる頃には脱皮を済ませて新しい繁殖の準備に入ります。残念ながら順調な孵化を見ることができなかった抱卵母ザリの「その後」について事例をふたつ。
以前、2017.05.11「おんなの闘い」で紹介した写真。この2匹は敢えて「交接ナシ」を承知で経過を見てきた個体です。3月に産卵、当初は正常卵と見分けがつきませんでしたが、この時点(5月)で既に赤レンガ色やカビ卵となっています。
(クリックして拡大)
2匹は7月と8月に脱皮を済ませましたが、脱皮殻はこんな感じ、
無精卵で赤くなった卵が2個・・と・・。
こんな感じ。
こちらは、残っている卵は60個以上数えることができました。
「命がけ」「たいへん」と思われている脱皮もこう見てくると「心機一転」「やりなおし」にはなかなか良い仕組みですネ。残っている卵も殻と一緒に食べてしまうわけですし・・。
コメントをお書きください
たい (金曜日, 29 9月 2017 10:46)
こんにちは
無精卵だとガクッとしますよね
アメザリだと稚ザリがついたまま脱皮してびっくりしたことあります
夜の水族館行ってきましたよ
ザリもけっこう活発に動いてました
と言うかライト当てられて動かされてました
バックヤード見れるかと思ってましたが今回は開放してなかったみたいで残念でした
冬の閉館前にまた足運びます(^^)
北の瑠璃 (月曜日, 02 10月 2017 00:18)
たい様、コメントありがとうございます。
この2匹については
秋~冬の交接が不成立だったことが分かっていましたので
もしかして、
「前のシーズン(1年半前)の精子を保管している」
なんてことが無いのかどうかにも注目していました。
例えばアリは結婚飛行で得た精子を一生(数年間)使います。
脱皮によって「リセット」されるのか、
ニホンザリガニではそんなことは起きないようです。
バックヤードについては
飼育担当者(私)を紹介するように、水族館の者に言って下さい。
たい (火曜日, 03 10月 2017 10:09)
アメザリでは一度だけ交尾後に脱皮して交尾無しで産卵して孵化したことあります
記憶では単独飼育だったのですが一度だけだからなんかの手違いがあったかもしれません
以前水族館に知り合いの方から事務所に行きなさいと言われたのですがちょっと恥ずかしくてそのままになってました
バックヤードいいんですか?
北の瑠璃 (水曜日, 04 10月 2017 00:37)
たい様、こんばんは。
この2匹は、前年はふつうに産卵・孵化してました。
ニホンザリガニでは、交接⇒脱皮⇒産卵 という経過は通常はおきませんが・・。
何とか実験してみたいですネ。
「いいんですか?」と質問されれば、展示施設ではないので、
回答は「スタッフ オンリーです。」
まず飼育担当者に何か聞いてみるくらいのキッカケでどうですか。
たい (金曜日, 06 10月 2017 15:01)
土曜日くらいに行きたいと思っています
一度青ニチザリの件で水族館に電話したことがあるのを思い出しました
もしかして電話対応してくれたのは北の瑠璃 マスターさんだったのかな?
たい (土曜日, 07 10月 2017 00:34)
すみません
仕事抜けれなそうなので土曜日は駄目そうです
日曜日に行きたいと思っています
北の瑠璃 (土曜日, 07 10月 2017 19:46)
たい様、こんばんは。
豆汽車を運転しているかも知れません。
遠慮なくどうぞ。
電話はちがいますネ。
たい (水曜日, 11 10月 2017 16:16)
日曜日は貴重な時間ありがとうございました