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トンネル・Ⅱ

すでにご存知の方も多いと思いますが、思い通りの場所に巣穴を掘らせ観察する方法の続き。

 巣穴を掘らせるためには、水槽の底に砂礫を少なくとも10㎝程は入れなければなりませんが、底砂を厚くすると内部の水流が止まり、溜まった汚れが腐敗してきます。この環境悪化の対策としては、底面濾過や逆に底面から給水するなどして、砂層に強制的に水を通します。これにより、汚れの水溶性の成分は滞留することなく換水により着実に除去することができます。

 

 3月下旬、冬籠中の巣穴の中で産卵は行われます。4月に入り水温が上がってくると、♀は塞いでいた土砂を除けて入口を開放し、冬籠りを終えます。腹に抱えた卵が孵るのは7月初旬(北海道南部)、北海道北部では7月下旬から8月にかけてのようです。

 

(写真 死んではいないヨ! 産卵直後だヨ! 2014・03・20 ♀は仰向けになって、縦・横・斜めと頻繁に体位を変えます。糊に覆われた卵を満遍なく定着させようとしているように見えます。項目「8.卵発生の経過」もご覧ください。)

 

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コメント: 2
  • #1

    G→がま八 (日曜日, 24 1月 2016 08:09)

    おはようございます

    私の所でも
    トンネルの中で横になったり
    ひっくり返ったり 初めて見た時は
    ビックリしました

    抱卵時よりも激しくないですが
    産卵前に横になったりする事があるように見えるのですが
    気のせいでしょか?
    うちの♀個体達が今 そんな行動をし始めました

  • #2

    北の瑠璃 (日曜日, 24 1月 2016 22:12)

    Gさん
    こんばんは。南・西の方はひどい寒波のようですネ。
    でも、あと10日で立春。

    そうですネ、巣穴の中はやはりリラックスできるのか、たまに見かけます。
    ライトで照らして見たりすると、
    「なにすんのヨ」
    って感じで起き上ってきたり・・

    この写真の個体は人なれしていたのか
    あまり嫌がりもせず、観察させてくれました。